危機管理について
1.法律について
廃墟探索をする、ということは他人の住居に無断侵入することです。これは刑法により「建造物侵入罪」または「住居不法侵入材」になる事も有ります。他にも、物件のものを壊せば「器物損壊罪」。遺留品を持ち帰ったりすれば「窃盗罪」に当てはまります。管理がしっかりしていたり、防犯装置がまだ作動している物件(今の所知らないですが)に侵入した場合、最悪逮捕されることもあるでしょう。
2.人的危険について
廃墟に人?と驚かれる方もいるかもしれませんが、同じく廃墟が好きで来てる方、肝試しに来てる方、はたまたサバイバルゲームをしに来ている方など様々です。そのうえ廃墟内に住人がいることもあります。
場所に要っては反社会的勢力のアジトになったり、犯罪者の隠れ家になる可能性もあります。
たいていの場合、よっぽどの人でない限り基本は避けてくれます。また、こちらからの接触も避けたほうが良いでしょう。
3.物理的危険について
廃墟とは人による手入れ・点検ががされなくなった建造物が主になります。人の手入れがあっても劣化していくものが、手入れをされなくなってしまったらどうなるでしょう?劣化は急速に進み、建造物を蝕んでいきます。
床・畳は腐り、そこを踏み抜いてしまうかもしれません。錆びた鉄階段はいつ底が抜けてもおかしくありません。
それ以外にも釘を踏んだり、割れたガラスで怪我をしたり、カビやアスベストなどといった有害物質を吸い込んでしまったり・・・
屋外に出ても、虫や茫々と生い茂る植物、野犬などといった脅威も・・・
4.その他の危険について
廃墟散策は時に人の心をも蝕みます。撮ったものに奇妙なものが映り込んでいた・・・散策を終えてから体調がそぐわない・・・硝子の心を持つ方に廃墟散策はお勧めしません。
廃墟とは、人々に忘れられた幻想の先にある哀しいものだから・・・