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セレモニーホールＳ
ある日の昼下がり、住宅地のど真ん中で見つけた。
偶然ケイサといたので、突入することにした。
今は売物件になっているため、入ることはお勧めしない。
昼とはいえ葬儀場なので少し怖い。
荒れた感じはなく、比較的綺麗だ。
本館の事務室だ。
遺留品も多く、見ごたえがある。
仏教や法事についての本がほとんどだが
場違いな料理本が数冊･･･
出勤表などといった様々な残留物が多数。
最近見ないブラウン管テレビも
廃墟にはお決まりの存在。
謎の張り紙が恐怖を煽る･･･
20世紀少年だろうか･･･？
大量の遺留品
自販機の鍵も残っていた。
応接室兼炊事場だろう。
かつての忙しない日常も、沈黙の中に
天井には黴が繁殖し、流し台には温水器と食器棚が･･･
一際冷え込んでいた、霊安室･･･だろうか？
やはり、窓はない。所々に見られるドライアイス
の保存容器。遺体に酸欠は無いもんなぁ。
住職さんの控室だろうか。
床の間に謎の兜が。
ロビーは乱雑とした雰囲気。
階段で二階へと進む。
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